●フフホト・シティ

 その車でフフホト市内中心部へ20〜30分のドライブ。夜7時半になっていたが、あたりはまだ赤い夕陽に照らされている。見回すとずいぶん道路が良い。とりわけ今走っている郊外の道路など、何車線もある非常に広い道路である上に、舗装、街燈、標識などなど、本当にしっかり整備されている。内モンゴルでは、都市はもちろん自治区全域の幹線道路まで舗装されているそうだ。

 以前、外モンゴルのゴビ砂漠にネルグイさんを訪ねた時、ウランバートルからドンド・ゴビ県までの約400kmを片道2日かけて移動したのを思い出した。舗装はウランバートル周辺の10kmぐらいで、あとはひたすら草原の轍を走ったのだった。出発前チョックさんが電話で「サガさん、外モンゴルと内モンゴルは違いますよ」と言っていたのを思い出した。あのガタゴト道を走らないで済むとは、なんだかほっとしたような、ちょっとさびしいような・・・。

 建物もデカイ。2001年に外モンゴルに行ったときはウランバートルにできたばかりのスカイ・ショップ(韓国資本の3階建てデパート。モンゴル国で最初のエスカレーターを装備)の威容に圧倒されたけれど、内モンゴルではすでにもっと大きなビルがたくさんあるのだった。フフホトは「モンゴルにしては大きな街」というのではなく、もう普通に「都市」を感じさせる規模だった。こういうこと一つ一つがめずらしく思えてあわててカメラのシャッターを押しまくる。観光客丸出しである。

 

 

 


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嵯峨治彦
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